i-Constructionとは

建設現場における生産性を向上させ、
魅力ある建設現場を目指す

今後、我が国において生産年齢人口が減少することが予想されている中、建設分野において、生産性向上は避けられない課題であり、国土交通省では建設現場における生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指す新しい取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めています。i-Constructionによって、建設現場における一人一人の生産性を向上させ、企業の経営環境を改善し、建設現場に携わる人の賃金の水準の向上を図るとともに安全性の確保を推進する事が目的とされています。i-Constructionのコンセプトは、測量、設計、施工、管理に至る全プロセスにおいて、ICT(情報通信技術)を導入し、建設生産性向上を図るというものであります。

現場の生産性に関する現状と今後

これまで建設産業全体では、製造業とは違い、作業現場が毎回異なることや元請や下請けなどによる複雑な分業制などによって、作業の標準化や仕組み化を行うことが難しく、生産性向上への取り組みが行いにくい状況でした。
しかし、近年の新規投資における建設需要や、深刻な人手不足により、作業の効率化を行うことが急務となっているのが現状です。
そこで、i-Constructionを導入することにより、生産性を向上させ、建設産業として、より良い業界の実現を目指しています。

i-Constructionの取り組み概要

Case.1

ICT技術の全面的な活用

土工における調査・測量、設計、施工、検査等のあらゆる建設生産プロセスにおいて、ICTを全面的に活用します。
現在の紙図面を前提とした基準類を変更し、3次元データの活用。
そのための15の新たな基準や、ICT土工の活用に必要な経費を計上するための新たな積算基準を導入します。

Case.2

規格の標準化

設計、発注、材料の調達、加工、組立等の一連の生産工程や、維持管理を含めたプロセス全体の最適化を図り、サプライチェーンの効率化、生産性向上を目指します。
また、コンクリート活用におけるガイドラインを策定。
その他にも鉄筋をプレハブ化、型枠をプレキャスト化する、各部材の規格(サイズ)を標準化するなど、効率的な工法による省力化、工期短縮(施工)を実現します。

Case.3

施工時期の平準化

年度末に工期が集中する一方、年度明けは工事量が少なく、偏りが顕著です。
そのため、i-Construcitonでは平準化された工事件数を確保するために2か年国債やゼロ国債を設定。
技能者の収入安定、発注者の計画性の向上、受注者の人材・機材への効率的な配置が実現する建設産業を目指します。

i-Constructionの目指すもの

生産性の向上

ICTの全面的な活用により、将来的には生産性は約2倍。施工時期の平準化等による効果とあわせ、生産性は5割向上

より創造的な業務への転換

ICT化による効率化等により、技能労働者等は創造的な業務や多様なニーズに対応

賃金水準の向上

生産性向上や仕事量の安定等により、企業の経営環境が改善し、賃金水準向上と安定的な仕事量確保が実現

十分な休暇の取得

建設工事の効率化、施工時期の平準化等により、安定した休暇取得が可能

安全性の向上

重機周りの作業や高所作業の減少等により、安全性向上が実現

多様な人材の活用

女性や高齢者等の活躍できる社会の実現

地方創生への貢献

地域の建設産業の生産性向上により多くの魅力ある建設現場を実現し、地域の活力を取り戻す

希望がもてる新たな建設現場の実現

「給与、休暇、希望」を実現する新たな建設現場

広報戦略

建設現場や建設現場の仕事が魅力的になること、i-Constructionの導入効果について、周知が必要

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